大きな溶岩窯から、次々と焼き上がる香ばしいパン。
そのどれもが食欲をそそる艷やかな焼き上がりを見せています。
「溶岩窯は火通りが早いので、中はみずみずしくふっくら、外皮は薄くパリッと香ばしく焼き上がるのが魅力です」とオーナシェフの「佐藤 賢一郎」さん。
溶岩窯は一般的なオーブンに比べて、遠赤外線量が多いため熱伝導率がよく、中まで短時間で火が通るので、高温で焼いても水分を逃さずにしっとり、仕上がるのが特徴なのだそう。
ドイツで製パン技術者としての経験を積み、国家資格“ゲゼレ(Geselle)”を取得した「佐藤」さんにとって、ドイツパンの技術を学んだことはもちろんですが、生活するなかでヨーロッパ文化を体感、吸収したことは経営全般にも少なからず影響を与えているようです。
2008年のオープン以来、溶岩窯だけでなく自然発酵種の管理システムを導入するなど、未知の方法も積極的に取りいれていく姿勢も、そのひとつに見えます。
そんな津久井浜の海辺にあるお店には、溶岩窯で焼くパンを求めて訪れる人々がひっきりなし。
日々の食卓に欠かせない大型食事パン、甘いヴィエノワズリ-、昔ながらの菓子パンなど、およそ100種類ほどある豊富なバリエーションを前に、トングを持って選ぶ楽しさはパン屋さんならでは。
ランチ時はボリュームたっぷりのオリジナル惣菜パンが飛ぶように売れていきます。
中でも一番人気の“グルメコロッケ”はふんわり柔らかなパンに、店内で揚げた“冷めてもおいしい!牛肉コロッケ”を丸ごとひとつベーコンに乗せてサンド。
特製の玉ねぎソースで仕上げたボリュームたっぷり、海辺のランチ必須アイテムです。
溶岩窯ならではのもっちりとした食感が、なんと翌日まで続くのが “豆乳もっちりフランス”。
横にスライスして卵焼きを挟んだ“卵焼きサンド”は卵と生地の気泡が溶け合うようなジューシーな味わいが大好評。
甘いパンも溶岩窯で焼きあげれば、しっとりとやさしい口あたりが際立ちます。
“秋の味覚”はその名の通り、栗のペーストを折り込んだリッチな生地に、サイコロ状のサツマイモとかぼちゃがゴロゴロ。
秋のおやつ時間をとびきりのティータイムにしてくれるはず。
他にも伝承の食パン“メアリッチ”や本格ドイツパンなど、店に並ぶパンは実にさまざま。
すべてのパンに自然発酵種“ルヴァンリキッド”を加えることで、パンの保水力を高めると同時に、より深い味わいを目指しています。
今回が2回目の出店の「溶岩窯パン工房ブロートバウム」。
溶岩窯で焼きあげたパンを味わう、絶好のチャンスをお見逃しなく!
オススメパン・人気のパン
グルメコロッケ、卵焼きサンド、豆乳もっちりフランス、とろけるチーズの焼きカレーパン、クリームパン、りんごとぶどうの蒸しパン、顔ラスクなど。
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グルメコロッケ
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卵焼きサンド
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豆乳もっちりフランス
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とろけるチーズの焼きカレーパン
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顔ラスク